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太陽光発電と補助金の上手な利用法

八甲田山国立公園の特別保護地区を横断するロープウェー計画森士口山以上に驚嘆・仰天すべき大破壊開発計画があるのが、八甲田山ハ青森県〉である。
これは県立よりもさらに壁の厚い「十和田8幡平国立公園」の中にあり、しかも問題の場所は最高の保護対象としての「特別保護地区」(第一種特別保護地域より上)に属している。 日本自然保護協会の幹部や環境庁自然保護局や、むろん現地の国立公園管理事務所も、こんな計画はただの妄想として問題にもしていなかったらしい。

ところが青森県側は、その「妄想」のために正式の県予算をつけはじめたのである。 最初に数百万円の調査予算をつけたのが昭和58年度。
以後毎年つけて、60年度と61年度は1000万円をとっている。 赤字財政に悩む青森県が、である。
いったいどんな計画なのだろう。 八甲田山は「北八甲田連峰」とプ南8甲団連峰」に分かれるが、古い温泉地「酸ケ湯」などを擁して青森市に近い北八甲田の方が大衆化していて、現在すでに特別保護地区の直前まで「8甲田ロープウェー」がつけられている。

しかし、このロープウェーのために、団体観光客や学校引率登山などで高山植物帯の裸地化や崩壊が大きくすすんだことが指摘されている。 ここでさらに青森県は、これとは全く別に、この山群の最高峰「大岳」(1584・6メートル)の山頂付近を通過して北八甲田中央部を東西に横断する長大なロープウェー計画をすすめることにし、県観光課が主導する第3セクター方式で実現に向かって第一歩を踏みだした。
計画推進の中心的役割を果たしているN課長の説明によれば、その「必要性」とは主として次の2点である。 第1に、雪国でありながら県内にスキー場が少なく、他県に出かけるスキーヤーも多い。 観光資源が夏場に傾きすぎているので、積雪期も含めて通年化し、あわせて産業の活性化も期待したい。

だが、この程度の理由であれば他の国立・国定公園のある県でも大同小異であろう。
山麓の村が極度の過疎で、死に体になっているわけでもない。 ともかく計画の現場を見るべく、1986年2月27日に八甲田山へ登った。
それまで連日吹雪だったが、この日はおだやかに晴れ上がった。 八甲田ロープウェーのゴンドラは定員101人だが、乗客は6〜7人。
連休や週末以外はこんなものだという。

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